「自動車整備士体験」編

自動車整備士って、どんな仕事かな?

 体験講座が行われたのは、本物の修理工場と変わらない実習棟。そこには、今日みんなが修理や点検をする3台の車のほか、見たことのないような機械や工具もありました。

 実習は、4つのグループに分かれ、「エンジンルームの点検」「タイヤの点検」「灯火装置(ライトなど)の点検」「いろんな工具の使い方」を体験しました。

エンジンルームには、何があるんだろう?

「エンジンルームの点検」では、ボンネットの中をのぞいてみることから始まりました。まずは、フタのついているものを見つけてみましょう。噴水のマークがついているのはウォッシャータンク、運転席の真ん前にあるのが、ブレーキフルードリザーバータンクです。難しくて長い名前だけど、おぼえられるかな。ひととおり説明を聞いたら、ウィンドウォッシャー液やブレーキ液、バッテリー液などの量をチェック。規定の範囲内にあるかどうか。液が不足したらどんなトラブルが起こるか、先生がわかりやすく説明してくれました。

タイヤをよ―く見てみよう。さわってみよう。

 次は「タイヤの点検」です。空気圧を計るタイヤゲージという機械を使ってみました。タイヤは見たり、さわっただけでは異常がよくわかりませんが、計ってみると、違いがあることに気づきます。タイヤの溝は、デプスゲージという機械を使います。「溝が浅くなると、タイヤがツルツルになってスリップしやすくなります」と先生。タイヤの点検がいかに大切かを教えてもらいました。面白かったのは「仲間はずれのタイヤを探そうクイズ」。タイヤがよく見えるように車を特殊な機械で上にあげ、みんなで観察してみると、1本だけ大きさの違うタイヤを発見。サイズの違う靴だと歩きにくくなりますが、実は車のタイヤもきちんとサイズを合わせなくてはいけないことがわかりました。

ライトはちゃんとついているかな?

自動車には、前、横、後ろにいくつものライトがあります。「灯火装置の点検」では、どこにどんなライトがあって、どんな役割をしているかを教えてもらった後、自分たちで一つずつ点検しました。「右のウインカーは点灯してるかな?左はどう?」。チェックシートを片手に点検していると、本物の整備士さんになったような気分です。先生に教えてもらいながら、ヘッドライトの交換にも挑戦しました。

工具の名前を覚えよう。使ってみよう。

スパナレンチ、めがねレンチ、ラチェットレンチ。これは、自動車整備でよく使う工具の名前です。インパクトレンチの「ウィーンウィーン」という音に、「これ、聞いたことある」と素早く反応した子もいました。これらの工具を使ってボルトを締めたりゆるめたりする作業には、みんな興味深々。最後に先生から、工具の名前あてクイズが出されました。みんな、ちゃんと名前を覚えて、元気よく答えていました。

夢の扉を開くきっかけづくりに。

 自動車整備士は、「車のお医者さん」。自動車が安全に走るかどうかを点検したり、故障したら修理をしたりする仕事です。集まった子どもたちに共通していたのは、「車が大好き」ということ。どれも初めての体験ばかりでしたが、みんなとても楽しそうでした。この日の体験が、未来の扉を開くきっかけになりますように--。

「パン職人体験」編

憧れのパン職人の仕事に挑戦!

 キッチンには、三角巾にエプロン姿の子どもたちが20名。今日は6つのグループに分かれ、ウインナーパン、コーンパン、シナモンパン、くるみパンなど9種類のパンを作ります。

まずは瀬尾三礼先生から、基本のパン生地を作る時のお話を聞きました。パン作りには強力粉という小麦粉やパンをふくらませるためのドライイーストを使います。パン生地の材料をこねてあたたかい所に置いておくと、生地が発酵してふくらんでくるんです! 何だか不思議ですね。

今日は先生が準備してくださった生地を使ってパンを作りましょう。みんな早くパンを作りたくてわくわくした表情になっていますね。

何だか粘土遊びしてるみたい!

 最初はソーセージパン。先生がみんなの前でお手本を見せてくれます。生地は手でちぎらずに、スケッパーという道具を使って切り分けましょう。これを丸めて棒状に伸ばしていきます。何だか粘土遊びみたくておもしろそう。みんなも先生に教わったとおりにやってみるのですが、あれ?なかなか丸くならない子もいますね。
 でもだいじょうぶ。先生にコツを教えてもらうと、ちゃんと丸くなってきましたよ。表面もツルツルしてきてイイ感じ。これを伸ばして串に刺したソーセージにくるくる巻いていきます。最初はこわごわした手つきだったけど、みんなだんだんじょうずになってきました。「それ、じょうずにできたね」「生地が足りない、どうしよ・・」。「ちょっと引っ張るように巻いてみて」。みんな初めて会ったはずなのに、おしゃべりしながら楽しそうに作っています。

焼き目をキレイにつけるには?

ほかのグループでも、ハムパンやコーンパン、ツナパンなど具の入ったパン作りが進んでいますね。ころころ丸めて、棒で伸ばして、コーンやツナを入れたら生地の端っこをギュッとつまんで包みましょう。雰囲気は・・・ギョーザを包む感じにちょっと似てるかな。具が多すぎると、中身が出てしまうので注意してくださいね。包んだら、ハケで卵液を塗ります。こうすると、表面に焼き色がきれいについてとってもおいしそうになるんです。「へえ?知らなかった」という声が聞こえますよ。 パンづくりにはいろんな技があるんですね。
 次に使うのはハサミ・・・えっハサミ? はい、ハサミです。パンの上部に切れ目をいれると、中のコーンが見えてきておいしそうでしょ? そこにマヨネーズをチュ?ッとしぼったら、いよいよオーブンで焼いていきますよ。

生地が四角くならないよぉ・・・

 みんなが作ったパンは、先生たちが手際よくオーブンに入れてくれます。「ちゃんと焼けるかな」「形が変になっちゃった」。心配と期待が半分ずつの子どもたち。どんなパンになって出て来るか、仕上がりがとっても楽しみです。
 焼いている間も、次のパン作りはまだ続いていますよ。さあ、今度はシナモンパンを作ってみましょう。生地を四角く伸ばして・・・実はここにもコツがあります。伸ばし棒で真ん中に十字の切れ目を入れ、外に外に伸ばしていくといいですよ。「棒に生地がくっついてうまくいかない」「四角くするの、難しいなあ」。ちょっと苦戦しているグループには、先生がちゃんとサポートしてくれますよ。 「あわてなくてもいいからていねいに作ってくださいね。このパンは最後に販売しますから、お客さんに喜んでもらえるように作りましょう」。
 そうなんです。今回の講座では「みんなでパンを焼く」だけでなく、「販売」も体験できるところが大きなポイントです。

パンづくりの後は販売を体験!

 さあ、パンがどんどん焼き上がってきました。教室中、とってもいい香りにつつまれています!
   パン作り終了後、瀬尾先生が「今日はみんなとっても頑張ったので、お給料を出します」と、ひと言。給料袋の中身はパンが500円分買える引換券でした。
 パンは教室の廊下の台に並べ、子どもたちはレジ担当、販売担当、袋詰め担当に分かれてパンを販売しました。お客さんは、教室のあるビルで働く人たち。「おすすめは、ツナパンですよ」「あんぱんもおいしいですよ」と元気よくお客さんにアピールしていました。
 たくさんあったパンも、短時間で完売に! 自分たちでパンを焼くという体験だけでなく、そのパンを「買ってもらう」という体験もできた充実の一日でした。
 初めてのパンづくりは、とっても思い出深いものになったに違いありません。

「かわいいネイルアート体験」編

きれいな色、ラインストーンにうっとり!

 毎年、大人気の講座が「ネイルアート」。この日も40人が集まりました。教室は、美容師やメイクアップアーティストをめざしている学生さんたちもお手伝いに参加。キレイなおねえさんやカッコいいおにいさんたちで、教室はとっても華やかな雰囲気でした。

好きなものを好きなように。

 ネイルアートに特別な決まりはありません。ベースにどんな色を使うか。ラインストーンやシールをどう使うかは、まったく自由なんです。だからおもしろい!
 最初、先生から、接着のしかたについて説明をもらったら、さあスタートです。この日は、爪の形をした3つのネイルチップを使って、みんな初めてのネイルアートに挑戦しました。  印象的だったのは、みんな迷いがなかったこと。好きな色、好きなシールをパッと選ぶと、夢中になって作業している様子でした。
 サポートしている学生さんたちは、「違う色を合わせたらおもしろいよ」「花のシールを並べてみたら?」など、一人ひとりにアドバイスしてくれていましたよ。

人をきれいにする仕事って、スゴイ!

 ネイルアート体験の後は、学生たちによる美容師の仕事、メイクの仕事を紹介するデモンストレーション(実演)がありました。ミュージカル「キャッツ」のメイクは、まるで絵を描いてるようで、その技術にみんなビックリ。マネキンのヘアを使ってアップに仕上げていく過程も、みんな目をパチクリしながら見とれてしまいました。
 子どもたちはもちろんですが、付き添いで参加されたお母さんたちも、感心されていた様子がとても印象的でした。

「こども大工・こども庭師入門」

職人さんの手仕事を体験してみよう!

  大工さんの仕事って、どんなだろう。庭師って、庭をつくるひと? 今日はどんな体験ができるのかな。期待いっぱいで集まった子どもたちは「子ども大工入門」が41名(男:34名、女7名)、「庭師入門」は27名(男:16名、女11名)。貫禄のある棟梁や先生方、大工や庭師をめざす学生さんたちが「いっしょにがんばろうね」と、気さくな笑顔でみんなを迎えてくれました。

まずは、どんな仕事かを教わろう!

 大工さんといっても、家を建てる「建築大工」、家具を作る「家具大工」、建具を作る「建具大工」など、いろいろあります。庭師も、日本庭園を手がける造園、園芸師、ガーデニングなどさまざまです。でも、共通しているのはどちらも「手仕事」ということ。まずは先生から、大工と庭師がどんな仕事をするのかを教えてもらい、こども大工、こども庭師の挑戦が始まりました。

「こども大工入門」編

くぎを打つ。カンナを使う。木を組む。

 こども大工入門の参加者は41名で、そのうち女の子が7名。一人ひとりに学生さんたちがついてくれて、作業をお手伝いしてくれました。この日、作ったのは木製の小物入れ。用意された型には、くぎを打つ場所のしるしがついています。まず、くぎを打ちやすくするためにキリで穴を開けますよ。最初はちょっと緊張ぎみだった子どもたちですが、学生さんたちは本当に親切。「まっすぐにね。そうそう、うまいうまい!」と声をかけながら教えてくれるんです。  金づちの使い方も、意外に上手な子どもたち。「図工で使ったことあるよ」「お父さんが使ってるからだいじょうぶ」という子どもたちもいましたよ。作業は約1時間ですが、早く出来たひとから、カンナで木を削る作業も体験。先生たちみたいに、シューッと一気にカンナを滑らせることはできるかな? 初めてのカンナだけど、学生さんに手を添えてもらうと、シューッ。「出来た出来た」と大きな歓声があがります。付き添いのお母さんたちも挑戦させてもらって、とっても楽しそうでした。このほか、木組み建築模型の組み立ても体験。日本の伝統的な建築の仕組みも勉強することができました。

「こども庭師入門」編

手品みたい!? 「縄結び」にびっくり。

 こども庭師の参加者は男の子16名と女の子11名。体験する場所には、腰ぐらいの高さに竹が設置してありました。「何をするんだろう?」。実は、この竹に縄を結ぶんです。「縄結び」は庭師の仕事の基本。冬場の雪囲いや雪吊りなどで、皆さんもきっと目にしているはずですよ。
  この日挑戦したのは、「男結び」と「鵜の首(うのくび)結び」。どちらも庭師の仕事に欠かせないロープワークです。まず、先生が見本を見せてくれるのですが、その手つきは、まるで手品??? 「ぐるっと回して、ギュッと押さえて、輪に通して・・・」。先生はゆっくりした動きで説明しながら教えてくれます。最初はチンプンカンプンだったけど、あ、何とか形になってきましたよ。でも、先生のはギュッと竹に結ばれているのに、「何かゆるゆる〜」だったり、「ほどけそう」だったり。それでも何度か挑戦しているうちに、どんどんうまくなっていくから不思議ですね。「これなら、りっぱな庭師になれるよ」と先生や学生さんたちから、ほめてもらえるくらいになりました。「男結び」の後は、物に縄をつなぐ時に使う「鵜の首結び」も教わりました。
最後は、黒い細縄を使ってトンボを作る飾り結びに挑戦! それぞれが作ったトンボを大事そうに持って帰る姿がとても印象的でした。